31 エデンの園とキデロン川
Ω エデンの園とキデロン川 |
ヨハネ18:1 イエスはこれらのことを話し終えられると、弟子たちとともに、ケデロンの川筋の向こう側に出て行かれた。そこに園があって、イエスは弟子たちといっしょに、そこにはいられた。 † シムイが逃げた2つのしもべを捕まえるためにキデロン川を渡ります[1]。サタンが最初のアダムと最後のアダムを捕まえるためにキデロン川を渡ります。 † サタンは最初のアダムを誘惑させて殺しました。サタンは最後のアダムまでも殺そうとします。サタンはキデロン川を渡って最初のアダムを捕まえに入りました。サタンはキデロン川を渡って最後のアダムまで捕まえに入ります。サタンはエルサレムを離れてキデロン川を渡ります[2]。サタンは真理の境界を離れてキデロン川を渡ります。 † 実際の神殿でサタンは神様の御名に対抗しました。ハデスでもサタンは神様に対抗します。サタンは父の御名によってお見えになった御子に対抗します[3]。サタンはキデロン川を渡って御子を殺します[4]。サタンは御子の財産を占めるために[5]御子を殺します[6]。 † ダビデに犯罪したシムイをソロモンが裁きます[7]。父に犯罪したサタンを御子が裁きます[8]。御子が再びお見えになると、御子はサタンがエルサレムを離れた罪を裁かれます。 創3:22 神である主は仰せられた。「見よ。人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るようになった。今、彼が、手を伸ばし、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きないように。」 創3:23 そこで神である主は、人をエデンの園から追い出されたので、人は自分がそこから取り出された土を耕すようになった。 創3:24 こうして、神は人を追放して、いのちの木への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビムと輪を描いて回る炎の剣を置かれた。 † 神様が燔祭の祭壇にサタンを閉じ込められます。サタンを閉じ込めた燔祭の祭壇の中で、神様は光の領域を区別されます。この光の領域はエデンです。神様はエデンにアダムを置きます。神様はアダムにエデンに対する支配権を任せます。アダムがどのような選択をするかによってエデンの支配方式が決まります。エデンは戒めで支配される光の土地になることも、暴力によって支配される暗闇の水になることもあります。 † 最初のアダムは犯罪します。最初のアダムはエデンの園から追い出されます。最初のアダムはキデロン川から追い出されます。最後のアダムがキデロン川を渡ってエデンの園に入ります。最後のアダムが善悪の知識の木の前に立っています。最初のアダムは禁断の果実を食べました。最後のアダムは禁断の果実を食べません[9]。最初のアダムはサタンの惑わしに敗れました。最後のアダムはサタンの惑わしに打ち勝たれます。最初のアダムは自分の罪を花嫁に転嫁しました。最後のアダムは花嫁の罪を代わりに背負います。 † エデンの園は至聖所の模型です。エデンの園に御座があり、戒めがあります。至聖所への道を垂れ幕が塞いでいます。エデンの園への道をキデロン川が塞いでいます。サタンは実際の御座に上がろうとしたが、燔祭の祭壇に閉じ込められました。サタンは燔祭の祭壇でもエデンの園を占めようとしています。 † サタンは最初のアダムを誘惑させ、罪の奴隷にしました。最初のアダムはもうサタンに従います。最初のアダムに任せられた土地はもうサタンが支配します。サタンは最後のアダムを迷い、罪の奴隷にしようとします。 † 最後のアダムはサタンに打ち勝たれます。最後のアダムは、最初のアダムを罪から取り戻します[10]。最後のアダムは、最初のアダムが奪われた支配権を取り戻してくれます[11]。正確に言って、相続された土地を最初のアダムに再分配します[12]。最初のアダムに任せられた支配権は、相続主がお見えになるまで一時的に代わりに引き受けて管理する管理権でした[13]。しかし最後のアダムは相続主です[14]。 サム下15:22 ダビデはイタイに言った。「それでは來なさい。」こうしてガテ人イタイは、彼の部下全部と、いっしょにいた子どもたち全部とを連れて、進んだ。 サム下15:23 この民がみな進んで行くとき、国中は大きな声をあげて泣いた。王はキデロン川を渡り、この民もみな、荒野のほうへ渡って行った。 † アブシャロムはダビデを殺すためにエルサレムを去り、キデロン川を渡ります。サタンが父を殺すために[15]真理の境界を離れ、キデロン川を渡ります。 |
[1] 王上2:39 それから、三年たったころ、シムイのふたりの奴隷が、ガテの王マアカの子アキシュのところへ逃げた。シムイに、「あなたの奴隷たちが今、ガテにいる。」という知らせがあったので、
[2] 王上2:36 王は人をやって、シムイを呼び寄せ、彼に言った。「自分のためにエルサレムに家を建てて、そこに住むがよい。だが、そこからどこへも出てはならない。
王上2:37 出て、キデロン川を渡ったら、あなたは必ず殺されることを覚悟しておきなさい。あなたの血はあなた自身の頭に帰するのだ。」
[3] ヨハネ5:43 わたしはわたしの父の名によって來ましたが、あなたがたはわたしを受け入れません。ほかの人がその人自身の名において來れば、あなたがたはその人を受け入れるのです。
[4] ヨハネ19:10 そこで、ピラトはイエスに言った。「あなたは私に話さないのですか。私にはあなたを釈放する権威があり、また十字架につける権威があることを、知らないのですか。」
ヨハネ19:11 イエスは答えられた。「もしそれが上から与えられているのでなかったら、あなたにはわたしに対して何の権威もありません。ですから、わたしをあなたに渡した者に、もっと大きい罪があるのです。」
[5] ルカ4:5 また、悪魔はイエスを連れて行き、またたくまに世界の国国を全部見せて、
ルカ4:6 こう言った。「この、国国のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。
ルカ4:7 ですから、もしあなたが私を拝むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」
[6] ルカ20:13 ぶどう園の主人は言った。『どうしたものか。よし、愛する息子を送ろう。彼らも、この子はたぶん敬ってくれるだろう。』
ルカ20:14 ところが、農夫たちはその息子を見て、議論しながら言った。『あれはあと取りだ。あれを殺そうではないか。そうすれば、財産はこちらのものだ。』
ルカ20:15 そして、彼をぶどう園の外に追い出して、殺してしまった。こうなると、ぶどう園の主人は、どうするでしょう。
[7] 王上2:8 また、あなたのそばには、バフリムの出のベニヤミン人ゲラの子シムイがいる。彼は、私がマハナイムに行ったとき、非常に激しく私をのろった。しかし、彼は私を迎えにヨルダン川に下って來たので、私は主にかけて、『あなたを剣で殺さない。』と言って彼に誓った。
王上2:9 だが、今は、彼を罪のない者としてはならない。あなたは知恵のある人だから、彼にどうすれば彼のしらが頭を血に染めてよみに下らせるかを知るようになろう。」
[8] ヨハネ5:22 また、父はだれをもさばかず、すべてのさばきを子にゆだねられました。
ヨハネ5:23 それは、すべての者が、父を敬うように子を敬うためです。子を敬わない者は、子を遣わした父をも敬いません。
[9] ルカ22:42 「父よ。みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください。」
ルカ22:43 すると、御使いが天からイエスに現われて、イエスを力づけた。
ルカ22:44 イエスは、苦しみもだえて、いよいよ切に祈られた。汗が血のしずくのように地に落ちた。
[10] レビ25:47 もしあなたのところの在住異国人の暮らし向きが良くなり、その人のところにいるあなたの兄弟が貧しくなって、あなたのところの在住異国人に、あるいはその異国人の氏族の子孫に、彼が身を売ったときは、
レビ25:48 彼が身を売ったあとでも、彼には買い戻される権利がある。彼の兄弟のひとりが彼を買い戻すことができる。
[11] レビ25:24 あなたがたの所有するどの土地にも、その土地の買い戻しの権利を認めなければならない。
レビ25:25 もし、あなたの兄弟が貧しくなり、その所有地を売ったなら、買い戻しの権利のある親類が來て、兄弟の売ったものを買い戻さなければならない。
[12] ルカ19:16 さて、最初の者が現われて言った。『ご主人さま。あなたの一ミナで、十ミナをもうけました。』
ルカ19:17 主人は彼に言った。『よくやった。良いしもべだ。あなたはほんの小さな事にも忠実だったから、十の町を支配する者になりなさい。』
ルカ19:18 二番目の者が來て言った。『ご主人さま。あなたの一ミナで、五ミナをもうけました。』
ルカ19:19 主人はこの者にも言った。『あなたも五つの町を治めなさい。』
[13] ダニ4:30 王はこう言っていた。「この大バビロンは、私の権力によって、王の家とするために、また、私の威光を輝かすために、私が建てたものではないか。」
ダニ4:31 このことばがまだ王の口にあるうちに、天から声があった。「ネブカデネザル王。あなたに告げる。国はあなたから取り去られた。
ダニ4:32 あなたは人間の中から追い出され、野の獣とともに住み、牛のように草を食べ、こうして七つの時があなたの上を過ぎ、ついに、あなたは、いと高き方が人間の国を支配し、その国をみこころにかなう者にお与えになることを知るようになる。」
[14] ヘブ1:2 この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。
[15] イザ9:6 ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。