2 存在のお召し

47 主イエス様が死の体をお召しになった理由

aparke 2025. 5. 23. 10:51

=戒めの真実さを証明され、創造を完成されるためです。

 戒めを守れば永遠に生きます[1]。神様と隣人を愛すれば永遠に生きます。しかし、被造物は自分の力で戒めを守ることができません。被造物は自らの力で永遠に生きることはできません。被造物は神様の恵みで永遠に生きます。被造物は神様の恵みで戒めを守ります。被造物は神様の恵みで神様と隣人を愛します。

 呪われた肉体では肉の欲望が出てきます。呪われた肉体を着れば、さらに戒めを守ることが難しくなります[2]。死の体を着れば、神様と隣人を愛するのがさらに難しくなります[3]。主イエス様が呪われた肉体を着ていなかったならば、主イエス様は戒めの真実さを確実に証明できなかったでしょう。死の体を着ても戒めを守るのと死の体を着ないで戒めを守ることには違いがあります。

 ヨブは死の体を着てもしばらく戒めを守りました[4]。それでもサタンは戒めを非難します[5]。アダムが死の体を着ずに戒めを守れば、サタンはさらに非難するでしょう。死の体を着ないと、被造物は自分の力で戒めを守ることができません[6]。しかし死の体を着れば、被造物はさらに戒めを守ることができません。死の体を着ても戒めを守れば、戒めの真実さがさらに確実に現れます。死の体を着ても戒めを守れば、サタンは言葉を失うことになるでしょう。ですから、神様は呪われた肉体を着たアダムを通して戒めの真実さを証明することで[7]創世前にすでにあらかじめ定められました[8]

 罪に打ち勝つと死に握られません[9]。戒めを守れば死に握られません[10]。神様と隣人を愛すれば死に握られません。死に握らなければ復活します。罪に打ち勝つと復活します。戒めを守れば復活します。神様と隣人を愛すれば復活します[11]。特に、死に至るまで神様と隣人を愛すれば、第1の復活によって甦ります。殉教証人の第1の復活を通して、戒めの真実さが最終的に証明されます。戒めは被造物がしっかり守ることができるのです。

 戒めの真実さが最終的に証明されると、戒めは裁きの基準として立てられます。戒めが裁きの基準として立てられれば、戒めを破る行ないは罪と確定されます。戒めを破る行ないが罪と確定すると、戒めに基づいて裁きが執行されます。隣人を踏みにじる行ないが罪であると確定すると、隣人を踏みにじる犯罪者に対する裁きが執行されます[12]

 主イエス様が復活されました。主イエス様が眠っている者の初穂になりました[13]。主イエス様の血で聖徒たちは罪の赦しを受けます。罪の赦された聖徒たちに聖霊神様がお見えになります。聖霊神様を通して、聖徒たちは罪に打ち勝ちます。罪に勝った聖徒たちは復活します。聖霊神様を通して、御霊の初穂をいただいている聖徒たちが出てきます[14]。聖霊神様を通して、人間の中から贖われた初穂が出てきます[15]。初穂は殉教証人です。彼らはさらにすぐれた甦り、すなわち第1の復活によって甦ります[16]

 主イエス様は死の体を着て罪に打ち勝たれます。罪に勝ち、主イエス様は復活されます。復活して、主イエス様は御使いのようになります[17]。御使いのようになられて、主イエス様は被造界を相続されます。被造界を相続され、主イエス様は実際の御座に座っていらっしゃいます[18]。御座に座っていらっしゃる主イエス様は、被造界で死すなわち罪を消滅させられます[19]。主イエス様が被造界で罪を消滅させれば、創造は完成されます。御子は完成された被造界を父に渡されます[20]

 その後、御子はおそらく第2位神様に戻ると私は思います。その後、第2位神様はおそらく第1位神様と同等になるだろうと私は推測します[21]。(私は今、被造物の考えをもって考えています。被造物は時間の中だけに存在します。第2位神様はその時空間を[22]存続させていらっしゃる方です[23]。時間の中だけに存在する被造物は神様を[24]知ることができません[25]。被造物は、神様が[26]被造物に知らせただけにだけ[27]神様を知ることができます[28]。)



[1] 1コリ9:21 律法を持たない人々に対しては、―私は神の律法の外にある者ではなく、キリストの律法を守る者ですが、―律法を持たない者のようになりました。それは律法を持たない人々を獲得するためです。

[2] 3:17 また、アダムに仰せられた。「あなたが、妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。

 創3:18 土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。

 創3:19 あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。」

[3] ロマ7:22 すなわち、私は、内なる人としては、神の律法を喜んでいるのに、

 ロマ7:23 私のからだの中には異なった律法があって、それが私の心の律法に対して戦いをいどみ、私を、からだの中にある罪の律法のとりこにしているのを見いだすのです。

 ロマ7:24 私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。

[4] ヨブ31:13 私のしもべや、はしためが、私と争ったとき、もし、私が彼らの言い分をないがしろにしたことがあるなら、

 ヨブ31:14 神が立たれるとき、私はどうすればよいか。また、神がお調べになるとき、何と答えたらよいか。

 ヨブ31:15 私を胎内で造られた方は、彼らをも造られたのではないか。私たちを母の胎内に形造られた方は、ただひとりではないか。

 ヨブ31:16 もし、私が寄るべのない者の望みを退け、やもめの目を衰え果てさせ、

 ヨブ31:17 私ひとりだけで食物を食べて、みなしごにそれを食べさせなかったのなら、

 ヨブ31:18 ―私の若いときから、彼は私を父のようにして育ち、私は、母の胎にいたときから、彼女を導いた。―

 ヨブ31:19 もし、私が、着る物がなくて死にかかっている者や、身をおおう物を持っていない貧しい者を見たとき、

 ヨブ31:20 彼の腰が私にあいさつをせず、私の子羊の毛でそれが暖められなかったのなら、

 ヨブ31:21 あるいは、私を助ける者が門のところにいるのを見ながら、みなしごに向かって私の手を振り上げたことがあるなら、

 ヨブ31:22 私の肩の骨が肩から落ち、私の腕がつけ根から折れてもよい。

[5] ヨブ2:3 主はサタンに仰せられた。「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいない。彼はなお、自分の誠実を堅く保っている。おまえは、わたしをそそのかして、何の理由もないのに彼を滅ぼそうとしたが。」

 ヨブ2:4 サタンは主に答えて言った。「皮の代わりには皮をもってします。人は自分のいのちの代わりには、すべての持ち物を与えるものです。

 ヨブ2:5 しかし、今あなたの手を伸べ、彼の骨と肉とを打ってください。彼はきっと、あなたをのろうに違いありません。」

[6] エフェ2:8 あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。

 エフェ2:9 行ないによるのではありません。だれも誇ることのないためです。

[7] 1ペト1:12 彼らは、それらのことが、自分たちのためではなく、あなたがたのための奉仕であるとの啓示を受けました。そして今や、それらのことは、天から送られた聖霊によってあなたがたに福音を語った人人を通して、あなたがたに告げ知らされたのです。それは御使いたちもはっきり見たいと願っていることなのです。

 1ペト1:13 ですから、あなたがたは、心を引き締め、身を慎み、イエスキリストの現われのときあなたがたにもたらされる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。

[8] エフェ3:9 また、万物を創造された神の中に世世隠されていた奥義を実行に移す務めが何であるかを明らかにするためにほかなりません。

 エフェ3:10 これは、今、天にある支配と権威とに対して、教会を通して、神の豊かな知恵が示されるためであって、

 エフェ3:11 私たちの主キリストイエスにおいて実現された神の永遠のご計画に沿ったことです。

[9] ロマ6:23 罪から來る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリストイエスにある永遠のいのちです。

[10] 1コリ15:55 「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。」

 1コリ15:56 死のとげは罪であり、罪の力は律法です。

[11] 1コリ15:54 しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、「死は勝利にのまれた。」としるされている、みことばが実現します。

[12] 11:15 第七の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、天に大きな声 が起こって言った。「この世の国は私たちの主およびそのキリストのものとなった。主は永遠に支配される。」

 黙11:16 それから、神の御前で自分たちの座に着いている二十四人の長老たちも、地にひれ伏し、神を礼拝して、

 黙11:17 言った。「万物の支配者、常にいまし、昔います神である主。あなたが、その偉大な力を働かせて、王となられたことを感謝します。

 黙11:18 諸国の民は怒りました。しかし、あなたの御怒りの日が來ました。死者のさばかれる時、あなたのしもべである預言者たち、聖徒たち、また小さい者も大きい者もすべてあなたの御名を恐れかしこむ者たちに報いの与えられる時、地を滅ぼす者どもの滅ぼされる時です。」

[13] 1コリ15:20 しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。

[14] ロマ8:23 そればかりでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめきながら、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだの贖われることを待ち望んでいます。

[15] 14:4 彼らは女によって汚されたことのない人々である。彼らは童貞なのである。彼らは、小羊が行く所には、どこにでもついて行く。彼らは、神および小羊にささげられる初穂として、人々の中から贖われたのである。

[16] ヘブ11:35 女たちは、死んだ者をよみがえらせていただきました。またほかの人たちは、さらにすぐれたよみがえりを得るために、釈放されることを願わないで拷問を受けました。

[17] ルカ20:35 次の世にはいるのにふさわしく、死人の中から复活するのにふさわしい、と認められる人たちは、めとることも、とつぐこともありません。

 ルカ20:36 彼らはもう死ぬことができないからです。彼らは御使いのようであり、また、复活の子として神の子どもだからです。

[18] 1ペト3:22 キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。

[19] 1コリ15:25 キリストの支配は、すべての敵をその足の下に置くまで、と定められているからです。

 1コリ15:26 最後の敵である死も滅ぼされます。

[20] 1コリ15:28 しかし、万物が御子に従うとき、御子自身も、ご自分に万物を従わせた方に従われます。これは、神が、すべてにおいてすべてとなられるためです。

[21] フィリ2:6 キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、

 フィリ2:7 ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。

 フィリ2:8 キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。

[22] ロマ8:38 私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に來るものも、力ある者も、

 ロマ8:39 高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリストイエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。

[23] コロ1:17 御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。

[24] ヨブ4:18 見よ。神はご自分のしもべさえ信頼せず、その御使いたちにさえ誤りを認められる。

[25] 145:3 主は大いなる方。大いに賛美されるべき方。その偉大さを測り知ることができません。

[26] マタイ10:29 二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。

[27] マタイ16:17 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナシモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。

[28] ヨハネ3:27 ヨハネは答えて言った。「人は、天から与えられるのでなければ、何も受けることはできません。