5 創造完成過程5
5.初穂 黙12:10 そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。 黙12:11 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。 † 殉教証人は死に至るまで神様と隣人を愛します。殉教証人は死に至るまで戒めを守ります。殉教証人は第1の復活によって甦ります。第1の復活を通して戒めの真実さを証明する殉教証人を初穂と呼びます[1]。 黙6:9 小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。 黙6:10 彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを行なわず、地に住む者に私たちの血の复讐をなさらないのですか。」 黙6:11 すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい。」と言い渡された。 † サタンは、被造物が戒めを守ることができないと嘘をつきます。サタンの嘘を聞いた被造物には戒めに対する疑いが生じます。戒めを守れと命じられる神様に対する疑いが生じます。互いに愛しなさいと命じられる神様に対する疑いが生じます。神様に対する疑いがあるなら、神様を心から愛することはできません。神様を愛さなければ、いつかは必ず犯罪します。 † それゆえ、神様は被造物から神様への疑いを消滅させられます。神様は被造物から戒めに対する疑いを消滅させられます。殉教証人が死に至るまで神様と隣人を愛します。殉教証人が死に至るまで戒めを守ります。定められた数の殉教証人が復活変化すると、戒めの真実さは証明されます。戒めの真実さが証明されると、神様への疑いは消滅されます。神様への疑いが消滅されると、被造物はサタンの嘘を再びサタンに戻します[2]。 † 復活変化した定められた数の初穂を通して戒めの真実さが最終的に確証されます。初穂は合計3回収めます。 5-1.眠った者の初穂-初穂の祭り 1コリ15:20 しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。 † 主イエス様は死に勝たれ、復活されました。最後のアダムが最初に復活されました[3]。主イエス様が眠った者の初穗になられました。 レビ23:10 「イスラエル人に告げて言え。わたしがあなたがたに与えようとしている地に、あなたがたがはいり、収穫を刈り入れるときは、収穫の初穂の束を祭司のところに持って來る。 レビ23:11 祭司は、あなたがたが受け入れられるために、その束を主に向かって揺り動かす。祭司は安息日の翌日、それを揺り動かさなければならない。 † 主イエス様は安息日の翌日に復活されました。安息日の翌日にささげる収穫の初穂の束は、復活された主イエス様を象徴します。 5-2.御霊の初穂をいただいている聖徒たち–五旬節 ロマ8:23 そればかりでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめきながら、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだの贖われることを待ち望んでいます。 † 五旬節に聖霊神様が弟子たちに臨まれます。弟子たちは御霊の初穗をいただいている聖徒たちになります。 レビ23:15 あなたがたは、安息日の翌日から、すなわち奉献物の束を持って來た日から、満七週間が終わるまでを數える。 レビ23:16 七回目の安息日の翌日まで五十日を數え、あなたがたは新しい穀物のささげ物を主にささげなければならない。 † 初穂の祭りは主イエス様の復活を象徴します。初穂の祭り以後49日が過ぎて50日目になる日に初穂をささげます。この初穂は、先の雨としてお見えになる聖霊神様を祀った弟子たちを象徴します。聖霊神様は今も先の雨としてお見えになっていらっしゃいます。 5-3.人々の中から贖われた初穂-仮庵の祭りの直前 黙14:3 彼らは、御座の前と、四つの生き物および長老たちの前とで、新しい歌を歌った。しかし地上から贖われた十四万四千人のほかには、だれもこの歌を学ぶことができなかった。 黙14:4 彼らは女によって汚されたことのない人々である。彼らは童貞なのである。彼らは、小羊が行く所には、どこにでもついて行く。彼らは、神および小羊にささげられる初穂として、人々の中から贖われたのである。 黙14:5 彼らの口には偽りがなかった。彼らは傷のない者である。 † 殉教証人たちの数を満たす最後の初穂は144000人です。彼らは人々の中から贖われた初穂です。彼らは後の雨としてまでお見えになる聖霊神様を祀った者たちです。先の雨としてお見えになる聖霊神様を祀った者たちだけが後の雨としてまでお見えになる聖霊神様を祀ることができます。 レビ23:24 「イスラエル人に告げて言え。第七月の第一日は、あなたがたの全き休みの日、ラッパを吹き鳴らして記念する聖なる会合である。 † 7月1日はラッパの祭りです。ラッパの祭りは主イエス様が再びお見えになる再臨を象徴します。殉教証人の定められた数が満ちると、主イエス様が空中に臨まれます。主イエス様が空中にお見えになると、第7のラッパが鳴ります。第7のラッパが鳴ると、第1の復活が起こります[4]。第1の復活が起こると、大贖罪が始まります。 レビ23:27 「特にこの第七月の十日は贖罪の日、あなたがたのための聖なる会合となる。あなたがたは身を戒めて、火によるささげ物を主にささげなければならない。 † 7月10日は贖罪の日です。第1の復活が起こると大贖罪が始まります。大贖罪が成されている間、地上に7つの災害が降り注ぎます。 レビ23:34 「イスラエル人に告げて言え。この第七月の十五日には、七日間にわたる主の仮庵の祭りが始まる。 † 7月15日は仮庵の祭りです。仮庵の祭りは1000年王国を象徴します。ラッパの祭りと贖罪の日と仮庵の祭りはつながっています。7月1日と7月10日と7月15日はつながっています。贖罪のための香が上がり、ラッパが鳴り始めます[5]。香がいっぱいになると第7のラッパが鳴ります[6]。第7のラッパが鳴ると第1の復活が起こります。第1の復活が起こると大贖罪が始まります。大贖罪が成されている間、7つの災害が降り注ぎます[7]。7つの災害後、主イエス様は地上にまで臨まれます[8]。主イエス様が獣の軍勢を裁かれ、仮庵の祭りを成されます[9]。 † 五旬節が終わる直前、聖霊神様が後の雨としてまで臨まれます。144000の初穂に、聖霊神様が後の雨としてまで臨まれます。144000の初穂に印が押されると[10]、ラッパが鳴り始めます[11]。殉教証人の定められた数がすべて満ちると、第7のラッパが鳴ります。第7のラッパが鳴ると、大贖罪が始まります。大贖罪の後、仮庵の祭りが成されます。 申16:13 あなたの打ち場とあなたの酒ぶねから、取り入れが済んだとき、七日間、仮庵の祭りをしなければならない。 † 殉教証人の定められた数が満ちると、主イエス様がまたお見えになります。初穂の定められた数が満ちると、主イエス様が初穂たちを空中に引き上げられます。すべての殉教証人を新しいエルサレム都に入れると、仮庵の祭りが始まります。 † 五旬節が始まり、御霊の初穗をいただいている聖徒たちが結び始めます。五旬節が終わり、144000の人初穂が結ばれます。仮庵の祭り期間が始まる直前に144000の人初穂が結ばれます。仮庵の祭り期間に初穂の定められた数がすべて満ちます。すべての初穂を収めると、仮庵の祭りが始まります。すべての殉教証人を新しいエルサレム都に入れると、1000年王国が始まります[12]。 5-4.戒めの真実さを証明します 黙12:10 そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。 黙12:11 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。 † サタンは戒めを讒訴します。「被造物は戒めを守ることができません。戒めは廃止されなければなりません。」サタンは聖徒を讒訴します。サタンは聖徒が戒めを守らないと讒訴します。しかし殉教証人は死に至るまで戒めを守ります。殉教証人は死に至るまで神様と隣人を愛します。殉教証人は死に打ち勝ちます。殉教証人は復活変化します。戒めの真実さは証明されます。サタンの讒訴は終わります。 † 定められた殉教証人の数がほぼ満ちると、サタンが地に投げ落とされます[13]。地上に投げ落とされたサタンは海と地から獣を起こし、聖徒たちを殺します[14]。サタンが聖徒たちを殺すと、殉教証人の定められた数がすべて満ちます。殉教証人の定められた数がすべて満ちると、第1の復活が起こります。 黙12:17 すると、竜は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを保っている者たちと戦おうとして出て行った。 黙12:18 そして、彼は海ベの砂の上に立った。 † 初穂は神様の戒めを守ります。初穂を通してサタンの主張が嘘だという事実が暴露されます。戒めは裁きの基準として立てられます。戒めを破るサタンは裁きを受けます。 † 神様が戒めを破る犯罪者たちを裁かれても、被造物が神様を誤解しません。戒めで裁かれる神様の愛と公義を、被造物たちが誤解しません。 黙19:15 この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていた。この方は、鉄の杖をもって彼らを牧される。この方はまた、万物の支配者である神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれる。 † 主イエス様が再びお見えになって戒めを破るすべての犯罪者を裁かれます。 |
[1] ヘブ12:23 また、天に登錄されている長子たちの教会、万民の審判者である神、全うされた義人たちの霊、
[2] レビ24:14 「あの、のろった者を宿営の外に連れ出し、それを聞いた者はすべてその者の頭の上に手を置き、全会衆はその者に石を投げて殺せ。
[3] 使徒2:34 ダビデは天に上ったわけではありません。彼は自分でこう言っています。『主は私の主に言われた。
[4] 1コリ15:51 聞きなさい。私はあなたがたに奥義を告げましょう。私たちはみなが眠ってしまうのではなく、みな変えられるのです。
1コリ15:52 終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです。
[5] 黙8:2 それから私は、神の御前に立つ七人の御使いを見た。彼らに七つのラッパが与えられた。
黙8:3 また、もうひとりの御使いが出て來て、金の香爐を持って祭壇のところに立った。彼にたくさんの香が与えられた。すべての聖徒の祈りとともに、御座の前にある金の祭壇の上にささげるためであった。
黙8:4 香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。
レビ16:12 主の前の祭壇から、火皿いっぱいの炭火と、両手いっぱいの粉にしたかおりの高い香とを取り、垂れ幕の内側に持ってはいる。
レビ16:13 その香を主の前の火にくべ、香から出る雲があかしの箱の上の『贖いのふた』をおおうようにする。彼が死ぬことのないためである。
[6] 黙11:19 それから、天にある、神の神殿が開かれた。神殿の中に、契約の箱が見えた。また、いなずま、声、雷鳴、地震が起こり、大きな雹が降った。
[7] 黙15:8 聖所は神の栄光と神の大能から立ち上る煙で満たされ、七人の御使いたちの七つの災害が終わるまでは、だれもその聖所に、はいることができなかった。
レビ16:17 彼が贖いをするために聖所にはいって、再び出て來るまで、だれも会見の天幕の中にいてはならない。彼は自分と、自分の家族、それにイスラエルの全集会のために贖いをする。
[8] レビ16:18 主の前にある祭壇のところに出て行き、その贖いをする。彼はその雄牛の血と、そのやぎの血を取り、それを祭壇の回りにある角に塗る。
レビ16:19 その残りの血を、その祭壇の上に指で七たび振りかける。彼はそれをきよめ、イスラエル人の汚れからそれを聖別する。
黙19:15 この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていた。この方は、鉄の杖をもって彼らを牧される。この方はまた、万物の支配者である神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれる。
黙19:16 その着物にも、ももにも、「王の王、主の主。」という名が書かれていた。
[9] 黙20:1 また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って來るのを見た。
黙20:2 彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕え、これを千年の間縛って、
黙20:3 底知れぬ所に投げ翔んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。
レビ16:20 彼は聖所と会見の天幕と祭壇との贖いをし終え、先の生きているやぎをささげる。
レビ16:21 アロンは生きているやぎの頭に両手を置き、イスラエル人のすべての咎と、すべてのそむきを、どんな罪であっても、これを全部それの上に告白し、これらをそのやぎの頭の上に置き、係りの者の手でこれを荒野に放つ。
レビ16:22 そのやぎは、彼らのすべての咎をその上に負って、不毛の地へ行く。彼はそのやぎを荒野に放つ。
[10] 黙7:1 この後、私は見た。四人の御使いが地の四隅に立って、地の四方の風を堅く押え、地にも海にもどんな木にも、吹きつけないようにしていた。
黙7:2 また私は見た。もうひとりの御使いが、生ける神の印を持って、日の出るほうから上って來た。彼は、地をも海をもそこなう権威を与えられた四人の御使いたちに、大声で叫んで言った。
黙7:3 「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。」
黙7:4 それから私が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて、十四万四千人であった。
[11] 黙8:1 小羊が第七の封印を解いたとき、天に半時間ばかり静けさがあった。
黙8:2 それから私は、神の御前に立つ七人の御使いを見た。彼らに七つのラッパが与えられた。
[12] 黙20:5 そのほかの死者は、千年の終わるまでは、生き返らなかった。これが第一の复活である。
黙20:6 この第一の复活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。
[13] 黙9:1 第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。
黙12:12 それゆえ、天とその中に住む者たち。喜びなさい。しかし、地と海とには、わざわいが來る。悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒って、そこに下ったからである。」
[14] 黙13:1 また私は見た。海から一匹の獣が上って來た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。
黙13:11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って來た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。