9 70週中69週
70週を調べる前に念頭に置かなければならない事実があります。聖書は正確ですが、歴史はそうではありません。年代について様々な見方があります。年代の計算に誤差がある可能性があります。しかし、それぞれの年代推定が非常に間違っているわけではありません。数1000年のうち数年の差が出るだけです。数年程度の誤差は受け入れなければならないようです。
しかし、聖書は全能者の御言葉です。すべての御使いと人間が連合して全能者に対敵するとしても、ただ夢のように消滅されるだけです[1]。全能者には被造界はまるでないようです[2]。全能者がご自分の御言葉を保存されることができないでしょうか!聖書が間違っていることは不可能です[3]。
「7週」はヘブライ語で「シェバ・シャブア」です。7はヘブライ語でシェバです。週に翻訳したシャブアも「7でできている」という意味です。ダニエルは未来のことを聞く前に3週を断食しました[4]。この3週すなわち「3シャブア」は3×7日=21日という意味です。ダニエルは21日を断食しました。したがって、「シャブア」は「7日」すなわち「週」という意味です。「70シャブア」は「70週」という意味になります[5]。
70シャブア = 7でできている70 = 490
「シャブア」は「7でできている」です。「7でできている」を「週」に翻訳すると、70シャブアは70週です。70週は70週×7日=490日です。神様は人類の歴史の終わりを70週に定められました。エルサレム再建の命令以後490日が過ぎると、人類の歴史が終わります。
70週 = 490日
しかし、神様がおっしゃる70週は490日ではなく490年です。そして中間に空白期間があります。空白期間がどのくらいになるかを正確に断定することはできません。人類の歴史の全期間である6000年と比べて推測してみるだけです。
神様は第7日に安息を成されます[6]。神様は7番目の1000年に1000年王国を成されます。神様は6回の1000年が終わると1000年王国を成されます[7]。2030年はアダム5999年であります。なぜこのような結論が出たのかは、「存在のお召し2-IIIメシア-8御子の道」で調べました。私は2130年になる前に1000年王国が始まると信じています。
1日を1年と計算するとき、70週は490日ではなく490年です。イスラエルの民はカナンの地を40日間調べます。彼らはカナンの地の敵を恐れています。彼らは神様を信じていません。イスラエルの民は40年を荒野で放浪しました。彼らがカナンの地を調べた40日が40年になったのです。40日の一日を1年に換算したのです[8]。
70週=490日=490年
1日を1年と計算するのはエゼキエル書にも書かれています[9]。犯罪した日を年数に換算したり、犯罪した年数を日に換算したりします。とにかく、犯罪した期間中の罪悪の代価を担います。罪悪の代価を担う期間の間、罪悪を覚えて悔い改めるのです。
それでは、神様の民は70週の期間の罪だけを犯したのですか?神様の民が490年間だけ悔い改めればいいのでしょうか?そういう意味ではないようです。これについては様々な見方があるようです。
490年間、神様の民はそれぞれの罪を覚えて悔い改めます。空白期間を含めると長くなるでしょう。そしてその490年が終わる日、そむきがやめられ、罪が終わり、咎が贖われ、永遠の義がもたらされ、幻と預言とが確証されます。また至聖所が油そそがれます[10]。つまり、至聖所が贖われます。言い換えれば、大贖罪がなされます。
私は「コデッシュ・コデッシュ」を「極めて聖なる者」ではなく「極めて聖なる所」とみなします。私はダニエル9:24の「the most Holy」を至聖所と見なします。私は至聖所が油そそがれることを大贖罪として見なします。
ダニ9:24 あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。
ガブリエルがダニエルに人類の歴史が終わるまで70週の期間が定められたというみことばを伝えてくれます。この御言葉はイスラエルの民におっしゃったみことばです。ここでのイスラエルの民は、神様がご覧になるときのイスラエルの民を言います[11]。言い換えれば、神様の形を言うのです[12]。
人類に対する神様の最終目的は神様の形です[13]。先にイスラエルの民で始められただけです[14]。先に獣の血で契約を結ばれただけです[15]。本当のイスラエルの民は神様の形です[16]。本当の契約は神様の血で結ぶ契約です[17]。本当の契約は聖霊神様です[18]。聖霊神様を祀った神様の形が本当のイスラエルの民です[19]。
サドカイ人やパリサイ人や淫婦教会はダニエルの民ではありません[20]。花嫁教会がダニエルの民です。70週は花嫁教会にくださるみことばです。花嫁教会が戒めの真実さを証明します。主イエス様が被造界で罪を消滅させられることを、花嫁教会が手伝います。
身体的なイスラエルの民は神様の形の象徴です[21]。身体的なアブラハムの子孫は神様の形の象徴です[22]。身体的なイスラエルは、神様の形が出れば、あまり意味がなくなります[23]。ユダヤ人なのでしょうか異邦人なのでしょうかが重要なことではありません。神様の形か否かが重要なのです。ユダヤ人だけが[24]神様の形でした[25]。神様の形になるためには[26]ユダヤ人にならなければなりませんでした[27]。しかしユダヤ人たちはいつの間にかまむしのすえどもになっていました[28]。
しかし、神様の召命は変わることがありません[29]。神様の選択は変わることがありません[30]。神様が選ばれた民族は捨てられません[31]。ですから神様は終わりの時に、神様の形になる人たちをイスラエルの民として生まれさせられます[32]。神様は終わりの時に、神様の恵みを拒まない人たちをイスラエルの民として生まれさせられます[33]。したがって、イスラエルの民は神様の形になります[34]。したがって、イスラエルの民は神様の恵みを拒みません。
神様は各被造物の選択をすでにご存じです。神様はそのような選択をするその被造物をその時代に生まれるようになられます[35]。神様はそのような選択をするその被造物をその状況に置かれます[36]。神様はイスカリオテ·ユダの選択をすでにご存じです。神様はそのような選択をするイスカリオテ·ユダをその時代に生まれるようになられます。神様はそのような選択をするイスカリオテ·ユダをその状況に置かれます[37]。
神様は使徒パウロの選択をすでにご存じです[38]。神様はそのような選択をする使徒パウロをその時代に生まれるようになられます[39]。神様はそのような選択をする使徒パウロをその状況に置かれます。私たちが見る時は裏切ったことであり、回心したことであります。しかし、神様はすでに彼らの選択をご存じです[40]。
終わりの時になると、神様は神様の恵みを拒まない個人をイスラエルの民として生まれさせられます。終わりの時になると、イスラエル民族が再び神様に戻ってきます[41]。終わりの時になると、イスラエルの民も神様の形になります[42]。終わりの時になると、まむしのすえどもも神様の形になります[43]。
神様の形が本当のアブラハムの子孫です[44]。メシヤに逆らうユダヤ人はアブラハムの子孫ではありません[45]。メシヤに逆らうユダヤ人は本当のユダヤ人ではありません[46]。メシアに服従する異邦人はアブラハムの子孫です。異邦人がメシヤに服従するならば、彼は本当のユダヤ人です。メシアに服従する者がユダヤ人であり、イスラエルの民であり、アブラハムの子孫であり、神様の形であります。
メシヤに服従する民とエルサレムのために神様は70週を定められました。殉教証人たち、すなわち花嫁教会と新しいエルサレム都のために神様が70週を定められました。神様の形と新しいエルサレム都のために神様は70週を定められました。殉教証人の中にはユダヤ人もいれば異邦人もいます。花嫁教会にはユダヤ人もいれば異邦人もいます。ユダヤ人の中でも神様の形がいて、異邦人の中でも神様の形がいます。
70週が終わると、そむきがやめられ、罪が終わり、咎が贖われ、永遠の義がもたらされ、幻と預言とが確証され、また聖なる聖なることが油注がれます。70週が終わると、罪の世界が終わります。70週が終わると、被造物の苦しみが終わります[47]。70週が終わると、大贖罪がなされます[48]。70週が終わると、安息が成されます[49]。70週が終わると、メシヤ王国が成されます。メシヤを逆らうまむしのすえどものためではありません。メシヤの花嫁すなわち殉教証人のためです。
ダニ9:25 それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の來るまでが七週。また六十二週の間、その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される。
エルサレム神殿再建と城壁再建に関わるペルシヤの命令は、計4回が聖書に書かれています。(途中で神殿建築を中止するように下られた命令は考えていません。)ダニエル時代のダリヨスが下した命令はエルサレムとは関係ありません[50]。エステ時代のアハシュエロスが下した命令はエルサレムと関係がありません[51]。
1番目の命令は、クロス第1年、すなわちクロスがバビロンを占領してから2年後のBC537年に下りました[52]。2番目の命令はダリヨス2年、すなわちBC520年に下りました[53]。3番目の命令はアルタシャスタ7年、すなわちBC458年に下りました[54]。4番目の命令はアルタシャスタ20年、すなわちBC445年に下りました[55]。
クロス第1年の命令を通して、49897人のイスラエルの民がエルサレムに帰還します[56]。途中で中断された神殿建築が、ダリヨス2年の命令を通して再開されます。アルタシャスタ7年の命令を通して(男性だけ計数して)1754人のイスラエルの民が帰還します[57]。アルタシャスタ20年の命令を通してエルサレム城壁が再建されます。
命令1:BC537 = クロス第1年 = イスラエルの帰還
命令1.5:神殿建築禁止の命令
命令2:BC520 = ダリヨス2年 = 神殿建築の再開
命令3:BC458 = アルタシャスタ7年 = イスラエルの帰還
命令4:BC445 = アルタシャスタ20年 = エルサレム城壁再建
クロスのメディヤペルシヤ連合軍がBC539年にバビロンを征服します。クロスはダリヨスにバビロンに対する支配を任せたと言われています。クロスの丈人であり外叔であるこのダリヨスはメディヤの最後の王だと言われています。このBC539年がすなわちダリヨス第1年です[58]。
このダリヨスがまさに獅子の穴に投げ込まれたダニエルを心配していたそのダリヨスです。バビロンの大臣だったダニエルはメディヤペルシヤの大臣となります。この時、ダリヨスは62歳で、クロスは40歳だったと言われています。2年後のBC537年にダリヨスは王位から退きます。クロスがバビロンを支配するようになります。このBC537年がすなわちクロス第1年だと言われています[59]。クロスがペルシヤの王になった時期はこれより前だと言われています[60]。
BC537年にクロスが命令を下します。イスラエルの民はエルサレムに戻ります。その年、人々は神殿の建築に必要な材料を準備します[61]。翌年、人々は神殿の建築を始めます。BC536年から神殿建築が始まります[62]。それから愚か者によって衝動されたアルタシャスタという王が神殿建築を中断させます[63]。
ゼルバベルとヨシュアが中断された神殿建築を再開しようとします[64]。すると、タテナイとシェタル·ボズナイが神殿建築を阻止しようとします。タテナイとシェタル·ボズナイはダリヨスにクロスの命令を再確認してもらうよう要請します[65]。ダリヨスはタテナイとシェタル·ボズナイに神殿建築を助けてくれと命じます[66]。ダリヨスは神殿建築を防ぐ奴は誰でも殺してしまうと命令を下します[67]。この命令は捕虜を帰還させるという命令ではありません。この命令は、神殿建築を再開するようにという命令であります。この時はダリヨス2年であるBC520年です[68]。このダリヨスはクロスの婿だと言われています。このダリヨスはダニエル時のダリヨスとは異なるダリヨスであります。
クロスの命令でイスラエルの民がバビロンから帰ってきます。BC537年です。帰ってきた翌年、民は神殿の礎を置き、神殿を建築し始めます。BC536年に民が神殿を建て始めます[69]。途中でサマリヤ人が神殿建築を妨げます[70]。アルタシャスタによって神殿建築が中断されます[71]。何年が経ちます。ダリヨス2年であるBC520年に神殿建築が再開されます[72]。
神殿建築を中断させたアルタシャスタは、良い仕事をしたアルタシャスタではありません。彼はBC458年にイスラエルの民を返すという命令を下したアルタシャスタではありません。いくつかの見方の一つを見ると、神殿建築を中断させたこのアルタシャスタはカンビュセスであり、クロスの子だと言われています[73]。このアルタシャスタ、すなわちカンビュセスはサマリヤ人の讒訴を受け入れ、神殿建築を中止させます[74]。
他の見方もあるので、このアルタシャスタが本当にクロスの子なのでしょうかは確かではありません。とにかく、クロスによって神殿建築の命令が下され[75]、「アルタシャスタ」と呼ばれる王によって神殿建築が中断されました[76]。そしてクロスの婿であるダリヨスによって神殿建築が再開されました。
ダリヨスの神殿建築再開の命令が下されてから4年後に神殿が完工します。ダリヨス6年、すなわちBC516年です[77]。アルタシャスタ7年であるBC458年に再び命令が下されます。その時イスラエルの民がエズラと共にエルサレムに戻ります[78]。それから13年後、アルタシャスタ20年であるBC445年にまた再び命令が下されます。その時ネヘミヤを通して城壁が再建されます[79]。
[1] イザ29:7 アリエルに戦いをいどむすべての民の群れ、これを攻めて、これを取り囲み、これをしいたげる者たちはみな、夢のようになり、夜の幻のようになる。
イザ29:8 飢えた者が、夢の中で食べ、目がさめると、その腹はからであるように、渇いている者が、夢の中で飲み、目がさめると、なんとも疲れて、のどが干からびているように、シオンの山に戦いをいどむすべての民の群れも、そのようになる。
[2] イザ40:15 見よ。国国は、手おけの一しずく、はかりの上のごみのようにみなされる。見よ。主は島島を細かいちりのように取り上げる。
イザ40:16 レバノンも、たきぎにするには、足りない、その獣も、全焼のいけにえにするには、足りない。
イザ40:17 すべての国国も主の前では無いに等しく、主にとってはむなしく形もないものとみなされる。
[3] ヨハネ10:35 もし、神のことばを受けた人人を、神と呼んだとすれば、聖書は廃棄されるものではないから、
[4] ダニ10:2 そのころ、私、ダニエルは、三週間の喪に服していた。
ダニ10:3 満三週間、私は、ごちそうも食べず、肉もぶどう酒も口にせず、また身に油も塗らなかった。
[5] ダニ9:24 あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週(シャブア)が定められている。
[6] 創2:1 こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。
創2:2 それで神は、第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。すなわち、第七日目に、なさっていたすべてのわざを休まれた。
[7] 2ペト3:8 愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。
[8] 民14:34 あなたがたが、かの地を探った日數は四十日であった。その一日を一年と數えて、四十年の間あなたがたは自分の咎を負わなければならない。こうしてわたしへの反抗が何かを思い知ろう。
[9] エゼ4:5 わたしは彼らの咎の年數を日數にして三百九十日とする。その間、あなたはイスラエルの家の咎を負わなければならない。
エゼ4:6 あなたがその日數を終えたら、次にまた、あなたの右わきを下にして横たわり、ユダの家の咎を四十日間、負わなければならない。わたしは、あなたのために一年に対して一日とした。
[10] レビ16:16 彼はイスラエル人の汚れと、そのそむき、すなわちそのすべての罪のために、聖所の贖いをする。彼らの汚れの中に彼らとともにある会見の天幕にも、このようにしなければならない。
レビ16:17 彼が贖いをするために聖所にはいって、再び出て來るまで、だれも会見の天幕の中にいてはならない。彼は自分と、自分の家族、それにイスラエルの全集会のために贖いをする。
黙15:8 聖所は神の栄光と神の大能から立ち上る煙で満たされ、七人の御使いたちの七つの災害が終わるまでは、だれもその聖所に、はいることができなかった。
[11] ロマ2:28 外見上のユダヤ人がユダヤ人なのではなく、外見上のからだの割礼が割礼なのではありません。
ロマ2:29 かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。その轝れは、人からではなく、神から來るものです。
[12] イザ56:3 主に連なる外国人は言ってはならない。「主はきっと、私をその民から切り離される。」と。宦官も言ってはならない。「ああ、私は枯れ木だ。」と。
イザ56:6 また、主に連なって主に仕え、主の名を愛して、そのしもべとなった外国人がみな、安息日を守ってこれを汚さず、わたしの契約を堅く保つなら、
イザ56:7 わたしは彼らを、わたしの聖なる山に連れて行き、わたしの祈りの家で彼らを樂しませる。彼らの全焼のいけにえやその他のいけにえは、わたしの祭壇の上で受け入れられる。わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれるからだ。
イザ56:8 ―イスラエルの散らされた者たちを集める神である主の御告げ。―わたしは、すでに集められた者たちに、さらに集めて加えよう。」
[13] ガラ4:24 このことには比喩があります。この女たちは二つの契約です。一つはシナイ山から出ており、奴隷となる子を産みます。その女はハガルです。
ガラ4:25 このハガルは、アラビヤにあるシナイ山のことで、今のエルサレムに当たります。なぜなら、彼女はその子どもたちとともに奴隷だからです。
ガラ4:26 しかし、上にあるエルサレムは自由であり、私たちの母です。
[14] ガラ3:7 ですから、信仰による人々こそアブラハムの子孫だと知りなさい。
ガラ3:8 聖書は、神が異邦人をその信仰によって義と認めてくださることを、前から知っていたので、アブラハムに対し、「あなたによってすべての国民が祝福される。」と前もって福音を告げたのです。
ガラ3:9 そういうわけで、信仰による人々が、信仰の人アブラハムとともに、祝福を受けるのです。
[15] ヘブ8:13 神が新しい契約と言われたときには、初めのものを古いとされたのです。年を経て古びたものは、すぐに消えて行きます。
[16] ガラ4:19 私の子どもたちよ。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています。
[17] ルカ22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。
[18] ガラ3:14 このことは、アブラハムへの祝福が、キリスト․イエスによって異邦人に及ぶためであり、その結果、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためなのです。
[19] 1コリ12:13 なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。
[20] ヨハネ8:37 わたしは、あなたがたがアブラハムの子孫であることを知っています。しかしあなたがたはわたしを殺そうとしています。わたしのことばが、あなたがたのうちにはいっていないからです。
ヨハネ8:38 わたしは父のもとで見たことを話しています。ところが、あなたがたは、あなたがたの父から示されたことを行なうのです。」
ヨハネ8:39 彼らは答えて言った。「私たちの父はアブラハムです。」イエスは彼らに言われた。「あなたがたがアブラハムの子どもなら、アブラハムのわざを行ないなさい。
ヨハネ8:40 ところが今あなたがたは、神から聞いた真理をあなたがたに話しているこのわたしを、殺そうとしています。アブラハムはそのようなことはしなかったのです。
[21] ヨハネ8:44 あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。
[22] エゼ33:24 「人の子よ。イスラエルの地のこの廃墟に住む者たちは、『アブラハムはひとりでこの地を所有していた。私たちは多いのに、この地を所有するように与えられている。』と言っている。
エゼ33:25 それゆえ、彼らに言え。神である主はこう仰せられる。あなたがたは血がついたままで食べ、自分たちの偶像を仰ぎ見、血を流しているのに、この地を所有しようとするのか。
エゼ33:26 あなたがたは自分の剣に拠り頼み、忌みきらうべきことをし、おのおの隣人の妻を汚していながら、この地を所有しようとするのか。
[23] ガラ3:26 あなたがたはみな、キリスト。イエスに対する信仰によって、神の子どもです。
ガラ3:27 バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。
ガラ3:28 ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたはみな、キリスト。イエスにあって、一つだからです。
ガラ3:29 もしあなたがたがキリストのものであれば、それによってアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。
[24] ロマ3:1 では、ユダヤ人のすぐれたところは、いったい何ですか。割礼にどんな益があるのですか。
ロマ3:2 それは、あらゆる点から見て、大いにあります。第一に、彼らは神のいろいろなおことばをゆだねられています。
[25] アモ3:1 イスラエルの子らよ。主があなたがた、すなわちわたしがエジプトの地から連れ上ったすべての氏族について言った、このことばを聞け。
アモ3:2 わたしは地上のすべての部族の中から、あなたがただけを選び出した。それゆえ、わたしはあなたがたのすべての咎をあなたがたに報いる。
[26] ヨハネ4:22 救いはユダヤ人から出るのですから、わたしたちは知って礼拝していますが、あなたがたは知らないで礼拝しています。
[27] エス8:17 王の命令とその法令が届いたどの州、どの町でも、ユダヤ人は喜び、樂しみ、祝宴を張って、祝日とした。この国の民のうちで、自分がユダヤ人であることを宣言する者が大ぜいいた。それは彼らがユダヤ人を恐れるようになったからである。
[28] マタイ23:33 おまえたち蛇ども、まむしのすえども。おまえたちは、ゲヘナの刑罰をどうしてのがれることができよう。
[29] ロマ11:29 神の賜物と召命とは変わることがありません。
[30] ダニ4:35 地に住むものはみな、無きものとみなされる。彼は、天の軍勢も、地に住むものも、みこころのままにあしらう。御手を差し押えて、「あなたは何をされるのか。」と言う者もいない。
[31] 民14:13 モ-セは主に申し上げた。「エジプトは、あなたが御力によって、彼らのうちからこの民を導き出されたことを聞いて、
民14:14 この地の住民に告げましょう。事実、彼らは、あなた、主がこの民のうちにおられ、あなた、主がまのあたりに現われて、あなたの雲が彼らの上に立ち、あなたが昼は雲の柱、夜は火の柱のうちにあって、彼らの前を歩んでおられるのを聞いているのです。
民14:15 そこでもし、あなたがこの民をひとり残らず殺すなら、あなたのうわさを聞いた異邦の民は次のように言うでしょう。
民14:16 『主はこの民を、彼らに誓った地に導き入れることができなかったので、彼らを荒野で殺したのだ。』
[32] エレ1:5 「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国国への預言者と定めていた。」
[33] 詩139:16 あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日日が、しかも、その一日もないうちに。
[34] ロマ8:29 なぜなら、神は、あらかじめ知っておられる人人を、御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたからです。それは、御子が多くの兄弟たちの中で長子となられるためです。
[35] ロマ9:17 聖書はパロに、「わたしがあなたを立てたのは、あなたにおいてわたしの力を示し、わたしの名を全世界に告げ知らせるためである。」と言っています。
ロマ9:18 こういうわけで、神は、人をみこころのままにあわれみ、またみこころのままにかたくなにされるのです。
[36] 創20:4 アビメレクはまだ、彼女に近づいていなかったので、こう言った。「主よ。あなたは正しい国民をも殺されるのですか。
創20:5 彼は私に、『これは私の妹だ。』と言ったではありませんか。そして、彼女自身も『これは私の兄だ。』と言ったのです。私は正しい心と汚れない手で、このことをしたのです。」
創20:6 神は夢の中で、彼に仰せられた。「そうだ。あなたが正しい心でこの事をしたのを、わたし自身よく知っていた。それでわたしも、あなたがわたしに罪を犯さないようにしたのだ。それゆえ、わたしは、あなたが彼女に触れることを許さなかったのだ。
[37] マタイ26:24 確かに、人の子は、自分について書いてあるとおりに、去って行きます。しかし、人の子を裏切るような人間はのろわれます。そういう人は生まれなかったほうがよかったのです。」
マタイ26:25 すると、イエスを裏切ろうとしていたユダが答えて言った。「先生。まさか私のことではないでしょう。」イエスは彼に、「いや、そうだ。」と言われた。
[38] エフェ1:11 私たちは彼にあって御国を受け継ぐ者ともなったのです。私たちは、みこころによりご計画のままをみな実現される方の目的に従って、このようにあらかじめ定められていたのです。
エフェ1:12 それは、前からキリストに望みをおいていた私たちが、神の栄光をほめたたえる者となるためです。
[39] エフェ1:4 すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。
エフェ1:5 神は、ただみこころのままに、私たちをイエス․キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。
[40] ロマ9:10 このことだけでなく、私たちの先祖イサクひとりによってみごもったリベカのこともあります。
ロマ9:11 その子どもたちは、まだ生まれてもおらず、善も悪も行なわないうちに、神の選びの計画の確かさが、行ないにはよらず、召してくださる方によるようにと、
ロマ9:12 「兄は弟に仕える。」と彼女に告げられたのです。
ロマ9:13 「わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ。」と書いてあるとおりです。
[41] ロマ11:25 兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていていただきたい。それは、あなたがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです。その奥義とは、イスラエル人の一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり、
ロマ11:26 こうして、イスラエルはみな救われる、ということです。こう書かれているとおりです。「救う者がシオンから出て、ヤコブから不敬嶺を取り払う。
ロマ11:27 これこそ、彼らに与えたわたしの契約である。それは、わたしが彼らの罪を取り除く時である。」
[42] エフェ2:18 私たちは、このキリストによって、両者ともに一つの御霊において、父のみもとに近づくことができるのです。
[43] ロマ9:18 こういうわけで、神は、人をみこころのままにあわれみ、またみこころのままにかたくなにされるのです。
ロマ9:19 すると、あなたはこう言うでしょう。「それなのになぜ、神は人を責められるのですか。だれが神のご計画に逆らうことができましょう。」
ロマ9:20 しかし、人よ。神に言い逆らうあなたは、いったい何ですか。形造られた者が形造った者に対して、「あなたはなぜ、私をこのようなものにしたのですか。」と言えるでしょうか。
ロマ9:21 陶器を作る者は、同じ土のかたまりから、尊いことに用いる器でも、また、つまらないことに用いる器でも作る権利を持っていないのでしょうか。
[44] ロマ9:6 しかし、神のみことばが無效になったわけではありません。なぜなら、イスラエルから出る者がみな、イスラエルなのではなく、
ロマ9:7 アブラハムから出たからといって、すべてが子どもなのではなく、「イサクから出る者があなたの子孫と呼ばれる。」のだからです。
ロマ9:8 すなわち、肉の子どもがそのまま神の子どもではなく、約束の子どもが子孫とみなされるのです。
[45] ルカ3:7 それで、ヨハネは、彼からバプテスマを受けようとして出て來た群衆に言った。「まむしのすえたち。だれが必ず來る御怒りをのがれるように教えたのか。
ルカ3:8 それならそれで、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。『われわれの先祖はアブラハムだ。』などと心の中で言い始めてはいけません。よく言っておくが、神は、こんな石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。
[46] ヨハネ8:39 彼らは答えて言った。「私たちの父はアブラハムです。」イエスは彼らに言われた。「あなたがたがアブラハムの子どもなら、アブラハムのわざを行ないなさい。
ガラ2:14 しかし、彼らが福音の真理についてまっすぐに歩んでいないのを見て、私はみなの面前でケパにこう言いました。「あなたは、自分がユダヤ人でありながらユダヤ人のようには生活せず、異邦人のように生活していたのに、どうして異邦人に対して、ユダヤ人の生活を強いるのですか。
[47] ロマ8:19 被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現われを待ち望んでいるのです。
ロマ8:20 それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。
ロマ8:21 被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます。
ロマ8:22 私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。
[48] 黙15:8 聖所は神の栄光と神の大能から立ち上る煙で満たされ、七人の御使いたちの七つの災害が終わるまでは、だれもその聖所に、はいることができなかった。
レビ16:17 彼が贖いをするために聖所にはいって、再び出て來るまで、だれも会見の天幕の中にいてはならない。彼は自分と、自分の家族、それにイスラエルの全集会のために贖いをする。
[49] 創2:1 こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。
創2:2 それで神は、第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。すなわち、第七日目に、なさっていたすべてのわざを休まれた。
[50] ダニ6:26 私は命令する。私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前に震え、おののけ。この方こそ生ける神。永遠に堅く立つ方。その国は滅びることなく、その主権はいつまでも続く。
ダニ6:27 この方は人を救って解放し、天においても、地においてもしるしと奇蹟を行ない、獅子の力からダニエルを救い出された。」
[51] エス3:12 そこで、第一の月の十三日に、王の書記官が召集され、ハマンが、王の太守や、各州を治めている総督や、各民族の首長たちに命じたことが全部、各州にはその文字で、各民族にはそのことばでしるされた。それは、アハシュエロスの名で書かれ、王の指輪で印が押された。
エス3:13 書簡は急使によって王のすべての州へ送られた。それには、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日の一日のうちに、若い者も年寄りも、子どもも女も、すべてのユダヤ人を根絶やしにし、殺害し、滅ぼし、彼らの家財をかすめ奪えとあった。
エス8:11 その中で王は、どこの町にいるユダヤ人にも、自分たちのいのちを守るために集まって、彼らを襲う民や州の軍隊を、子どもも女たちも含めて残らず根絶やしにし、殺害し、滅ぼすことを許し、また、彼らの家財をかすめ奪うことも許した。
エス8:12 このことは、アハシュエロス王のすべての州において、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日の一日のうちに行なうようになっていた。
[52] エズ1:1 ペルシヤの王クロスの第一年に、エレミヤにより告げられた主のことばを実現するために、主はペルシヤの王クロスの霊を奮い立たせたので、王は王国中におふれを出し、文書にして言った。
エズ1:2 「ペルシヤの王クロスは言う。『天の神、主は、地のすべての王国を私に賜わった。この方はユダにあるエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを私にゆだねられた。
エズ1:3 あなたがた、すべて主の民に属する者はだれでも、その神がその者とともにおられるように。その者はユダにあるエルサレムに上り、イスラエルの神、主の宮を建てるようにせよ。この方はエルサレムにおられる神である。
[クロスがバビロンを滅ぼしたのはBC539年だそうです。クロスがバビロンを治め始めたのはBC537年だそうです。ということで、クロス第1年はBC537年です。]
[53] エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
[ダリヨスの在位BC521-BC486。したがって、ダリヨス2年はBC520年となります。]
[54] エズ7:7 アルタシャスタ王の第七年にも、イスラエル人のある者たち、および、祭司、レビ人、歌うたい、門衛、宮に仕えるしもべたちのある者たちが、エルサレムに上って來た。
エズ7:8 エズラは王の第七年の第五の月にエルサレムに着いた。
[アルタシャスタの在位BC464-BC424。したがって、アルタシャスタ7年はBC458年となります。(BC457年という見方もあります。)]
[55] ネヘ1:1 ハカルヤの子ネヘミヤのことば。第二十年のキスレウの月に、私がシュシャンの城にいたとき、
ネヘ1:2 私の親類のひとりハナニが、ユダから來た数人の者といっしょにやって來た。そこで私は、捕囚から残ってのがれたユダヤ人とエルサレムのことについて、彼らに尋ねた。
ネヘ1:3 すると、彼らは私に答えた。「あの州の捕囚からのがれて生き残った残りの者たちは、非常な困難の中にあり、またそしりを受けています。そのうえ、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼き払われたままです。」
ネヘ2:5 王に答えた。「王さま。もしもよろしくて、このしもべをいれてくださいますなら、私をユダの地、私の先祖の墓のある町へ送って、それを再建させてください。」
ネヘ2:6 王は私に言った。―王妃もそばにすわっていた。―「旅はどのくらいかかるのか。いつ戻って來るのか。」私が王にその期間を申し出ると、王は快く私を送り出してくれた。
ネヘ2:7 それで、私は王に言った。「もしも、王さまがよろしければ、川向こうの総督たちへの手紙を私に賜わり、私がユダに着くまで、彼らが私を通らせるようにしてください。
ネヘ2:8 また、王に属する御園の番人アサフへの手紙も賜わり、宮の城門の梁を置くため、また、あの町の城壁と、私がはいる家のために、彼が材木を私に与えるようにしてください。」私の神の恵みの御手が私の上にあったので、王はそれをかなえてくれた。
[アルタシャスタの在位BC464-BC424。したがって、アルタシャスタ20年はBC445年となります。(BC444年という見方もあります。)]
[56] エズ2:64 全集団の合計は四万二千三百六十名であった。
エズ2:65 このほかに、彼らの男女の奴隷が七千三百三十七名いた。また彼らには男女の歌うたいが二百名いた。
[57] エズ8:1 アルタシャスタ王の治世に、バビロンから私といっしょに上って來た一族のかしらとその系図の記載は次のとおりである。
[58] ダニ11:1 ―私はメディヤ人ダリヨスの元年に、彼を強くし、彼を力づけるために立ち上がった。―
ダニ5:30 その夜、カルデヤ人の王ベルシャツァルは殺され、
ダニ5:31 メディヤ人ダリヨスが、およそ六十二歳でその国を受け継いだ。
ダニ9:1 メディヤ族のアハシュエロスの子ダリヨスが、カルデヤ人の国の王となったその元年、
[59] もしかするとBC539年をクロス元年とみて、BC537年をクロス3年とする見方もあります。また、BC538年をクロス元年とし、BC536年をクロス3年とする見方もあります。また、BC536年をクロス元年とし、BC534年をクロス3年とする見方もあります。
[60] [クロスの在位BC559-BC530。(BC559-BC529という見方もあります。)]
[61] エズ3:1 イスラエル人は自分たちの町町にいたが、第七の月が近づくと、民はいっせいにエルサレムに集まって來た。
エズ3:6 彼らは第七の月の第一日から全焼のいけにえを主にささげ始めたが、主の神殿の礎はまだ据えられていなかった。
エズ3:7 彼らは石切り工や木工には金を与え、シドンとツロの人人には食べ物や飲み物や油を与えた。それはペルシヤの王クロスが与えた許可によって、レバノンから海路、ヤフォに杉材を運ぶためであった。
[62] エズ3:8 彼らがエルサレムにある神の宮のところに着いた翌年の第二の月に、シェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子ヨシュアと、その他の兄弟たちの祭司とレビ人たち、および捕囚からエルサレムに帰って來たすべての人人は、主の宮の工事を指揮するために二十歳以上のレビ人を立てて工事を始めた。
[63] エズ4:15 あなたの先祖の記錄文書をお調べになれば、この町が反抗的な町で、王たちと諸州に損害を与え、また昔からこの町で反逆が行なわれたことを、その記錄文書の中に見て、おわかりになるでしょう。この町が滅ぼされたのも、そのためです。
エズ4:16 私たちは王にお知らせします。もしこの町が再建され、城壁が修复されたら、あなたはこのために川向こうの領土を失ってしまわれるでしょう。」
エズ4:17 王は參事官レフム、書記官シムシャイ、およびサマリヤと川向こうのその他の地に住んでいる彼らの同僚に返事を送った。「平安があるように。さて、
エズ4:18 あなたがたが、私たちに送ったあの書状は、私の前で説明して読まれた。
エズ4:19 私は命令を下し、調べさせたところ、その町は昔から王たちに対して謀反を企て、その町で暴動と反逆が行なわれたことがわかった。
エズ4:20 またエルサレムにはかつて勢力のある王たちがいて、川向こうの地を全部支配し、みつぎ、関税、税金が彼らに納められていたこともわかった。
エズ4:21 今、あなたがたは命令を下して、その者たちの働くのをやめさせ、私が再び命令を下すまで、この町が再建されないようにせよ。
エズ4:22 あなたがたは、よく注意してこのことを怠ってはならない。損害を増して王を傷つけるといけないから。」
エズ4:23 アルタシャスタ王の書状の写しがレフムと、書記官シムシャイと、その同僚の前で読まれると、彼らは急いでエルサレムのユダヤ人のところに行って、武力をもって彼らの働きをやめさせた。
エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
[64] エズ5:2 そこで、シェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子ヨシュアは立ち上がり、エルサレムにある神の宮を建て始めた。神の預言者たちも彼らといっしょにいて、彼らを助けた。
[65] エズ5:6 川向こうの総督タテナイと、シェタル․ボズナイと、その同僚の川向こうにいる知事たちが、ダリヨス王に書き送った手紙の写しは次のとおりである。
[66] エズ6:6 「それゆえ、今、川向こうの総督タテナイと、シェタル․ボズナイと、その同僚で川向こうにいる知事たちよ。そこから遠ざかれ。
エズ6:7 この神の宮の工事をそのままやらせておけ。ユダヤ人の総督とユダヤ人の長老たちにこの神の宮をもとの所に建てさせよ。
エズ6:8 私は、さらに、この神の宮を建てるために、あなたがたがこれらユダヤ人の長老たちにどうすべきか、命令を下す。王の収益としての川向こうの地のみつぎの中から、その費用をまちがいなくそれらの者たちに支払って、滞らぬようにせよ。
[67] エズ6:11 私は命令を下す。だれであれ、この法令を犯す者があれば、その家から梁を引き抜き、その者をその上にはりつけにしなければならない。このことのため、その家はごみの山としなければならない。
エズ6:12 エルサレムに御名を住まわせられた神は、この命令をあえて犯しエルサレムにあるこの神の宮を破壊しようとして手を出す王や民をみな、くつがえされますように。私ダリヨスは命令を下す。まちがいなくこれを守れ。」
エズ6:13 このように、ダリヨス王が書き送ったので、川向こうの総督タテナイと、シェタル․ボズナイと、その同僚たちとは、これをまちがいなく行なった。
[68] エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
[ダリヨスの在位BC521-BC486。したがって、ダリヨス2年はBC520年となります。]
[69] エズ3:8 彼らがエルサレムにある神の宮のところに着いた翌年の第二の月に、シェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子ヨシュアと、その他の兄弟たちの祭司とレビ人たち、および捕囚からエルサレムに帰って來たすべての人人は、主の宮の工事を指揮するために二十歳以上のレビ人を立てて工事を始めた。
エズ3:9 こうして、ユダヤ人ヨシュアと、その子、その兄弟たち、カデミエルと、その子たちは、一致して立ち、神の宮の工事をする者を指揮した。レビ人ヘナダデの一族と、その子、その兄弟たちもそうした。
エズ3:10 建築師たちが主の神殿の礎を据えたとき、イスラエルの王ダビデの規定によって主を賛美するために、祭服を着た祭司たちはラッパを持ち、アサフの子らのレビ人たちはシンバルを持って出て來た。
エズ3:11 そして、彼らは主を賛美し、感謝しながら、互いに、「主はいつくしみ深い。その恵みはとこしえまでもイスラエルに。」と歌い合った。こうして、主の宮の礎が据えられたので、民はみな、主を賛美して大声で喜び叫んだ。
エズ3:12 しかし、祭司、レビ人、一族のかしらたちのうち、最初の宮を見たことのある多くの老人たちは、彼らの目の前でこの宮の基が据えられたとき、大声をあげて泣いた。一方、ほかの多くの人人は喜びにあふれて声を張り上げた。
エズ3:13 そのため、だれも喜びの叫び声と民の泣き声とを区別することができなかった。民が大声をあげて喜び叫んだので、その声は遠い所まで聞こえた。
[70] エズ4:1 ユダとベニヤミンの敵たちは、捕囚から帰って來た人人が、イスラエルの神、主のために神殿を建てていると聞いて、
エズ4:2 ゼルバベルと一族のかしらたちのところに近づいて來て、言った。「私たちも、あなたがたといっしょに建てたい。私たちは、あなたがたと同様、あなたがたの神を求めているのです。アッシリヤの王エサル․ハドンが、私たちをここに連れて來た時以來、私たちは、あなたがたの神に、いけにえをささげてきました。」
エズ4:3 しかし、ゼルバベルとヨシュアとその他のイスラエルの一族のかしらたちは、彼らに言った。「私たちの神のために宮を建てることについて、あなたがたと私たちとは何の関係もない。ペルシヤの王、クロス王が私たちに命じたとおり、私たちだけで、イスラエルの神、主のために宮を建てるつもりだ。」
エズ4:4 すると、その地の民は、建てさせまいとして、ユダの民の気力を失わせ、彼らをおどした。
エズ4:5 さらに、議官を買収して彼らに反対させ、この計画を打ちこわそうとした。このことはペルシヤの王クロスの時代からペルシヤの王ダリヨスの治世の時まで続いた。
エズ4:6 アハシュエロスの治世、すなわちその治世の初めに、彼らはユダとエルサレムの住民を非難する一通の告訴状を書いた。
[71] エズ4:23 アルタシャスタ王の書状の写しがレフムと、書記官シムシャイと、その同僚の前で読まれると、彼らは急いでエルサレムのユダヤ人のところに行って、武力をもって彼らの働きをやめさせた。
エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
[ダリヨスの在位BC521-BC486。したがって、ダリヨス2年はBC520年となります。]
[72] エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
ハガ1:14 主は、シェアルティエルの子、ユダの総督ゼルバベルの心と、エホツァダクの子、大祭司ヨシュアの心と、民のすべての残りの者の心とを奮い立たせたので、彼らは彼らの神、万軍の主の宮に行って、仕事に取りかかった。
ハガ1:15 それは第六の月の二十四日のことであった。
[73] [クロスの息子カンビュセスの在位BC530-BC522]
[74] エズ4:23 アルタシャスタ王の書状の写しがレフムと、書記官シムシャイと、その同僚の前で読まれると、彼らは急いでエルサレムのユダヤ人のところに行って、武力をもって彼らの働きをやめさせた。
エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
[75] エズ1:2 「ペルシヤの王クロスは言う。『天の神、主は、地のすべての王国を私に賜わった。この方はユダにあるエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを私にゆだねられた。
エズ1:3 あなたがた、すべて主の民に属する者はだれでも、その神がその者とともにおられるように。その者はユダにあるエルサレムに上り、イスラエルの神、主の宮を建てるようにせよ。この方はエルサレムにおられる神である。
エズ6:3 クロス王の第一年に、クロス王は命令を下した。エルサレムにある神の宮、いけにえがささげられる宮を建て、その礎を定めよ。宮の高さは六十キュビト、その幅も六十キュビト。
エズ6:4 大きな石の層は三段。木材の層は一段にする。その費用は王家から支払う。
エズ6:5 また、ネブカデネザルがエルサレムの神殿から取って、バビロンに運んで來た神の宮の金、銀の器具は返し、エルサレムの神殿に運び、一つ一つもとの所に戻す。こうして、それらを神の宮に納める。」
[76] エズ4:23 アルタシャスタ王の書状の写しがレフムと、書記官シムシャイと、その同僚の前で読まれると、彼らは急いでエルサレムのユダヤ人のところに行って、武力をもって彼らの働きをやめさせた。
エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。
[77] エズ6:14 ユダヤ人の長老たちは、預言者ハガイとイドの子ゼカリヤの預言によって、これを建てて成功した。彼らはイスラエルの神の命令により、また、クロスと、ダリヨスと、ペルシヤの王アルタシャスタの命令によって、これを建て終えた。
エズ6:15 こうして、この宮はダリヨス王の治世の第六年、アダルの月の三日に完成した。
[ダリヨスの在位BC521-BC486。したがって、ダリヨス6年はBC516年となります。]
[アルタシャスタはBC464-BC424まで在位した王です。ダリヨスはBC521-BC486まで在位した王です。アルタシャスタはダリヨスより後の王です。神殿はダリヨス6年であるBC516年に完工されました。アルタシャスタが王位に就いた時は、すでに神殿が完工された状態でした。それにもかかわらず、神殿の建築に、アルタシャスタ7年であるBC458年に下した命令まで言及しています。アルタシャスタが完工された神殿を美しくするのに役立ったためのようです。(エズ7:19)]
エズ7:19 また、あなたの神の宮での礼拝のために、あなたに与えられた器具は、エルサレムの神の前に供えよ。
エズ7:20 その他、あなたの神の宮のために必要なもので、どうしても調達しなければならないものは、王の宝物倉からそれを調達してよい。
エズ7:21 私、アルタシャスタ王は、川向こうの宝庫係全員に命令を下す。天の神の律法の学者である祭司エズラが、あなたがたに求めることは何でも、心してそれを行なえ。
[78] エズ7:7 アルタシャスタ王の第七年にも、イスラエル人のある者たち、および、祭司、レビ人、歌うたい、門衛、宮に仕えるしもべたちのある者たちが、エルサレムに上って來た。
エズ7:8 エズラは王の第七年の第五の月にエルサレムに着いた。
エズ7:11 アルタシャスタ王が、祭司であり、学者であるエズラに与えた手紙の写しは次のとおりである。―エズラは、主の命令のことばと、イスラエルに関する主のおきてに精通した学者であった。―
エズ7:12 「王の王アルタシャスタ。天の神の律法の学者である祭司エズラへ。この件は完了した。さて、
エズ7:13 私は命令を下す。私の国にいるイスラエルの民、その祭司、レビ人のうち、だれでも自分から進んでエルサレムに上って行きたい者は、あなたといっしょに行ってよい。
[アルタシャスタの在位BC464-BC424。したがって、アルタシャスタ7年はBC458年となります。]
[79] ネヘ1:1 ハカルヤの子ネヘミヤのことば。第二十年のキスレウの月に、私がシュシャンの城にいたとき、
ネヘ1:2 私の親類のひとりハナニが、ユダから來た数人の者といっしょにやって來た。そこで私は、捕囚から残ってのがれたユダヤ人とエルサレムのことについて、彼らに尋ねた。
ネヘ1:3 すると、彼らは私に答えた。「あの州の捕囚からのがれて生き残った残りの者たちは、非常な困難の中にあり、またそしりを受けています。そのうえ、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼き払われたままです。」
[アルタシャスタの在位BC464-BC424。したがって、アルタシャスタ20年はBC445年となります。]
ネヘ2:1 アルタシャスタ王の第二十年のニサンの月に、王の前に酒が出たとき、私は酒を取り上げ、それを王に差し上げた。これまで、私は王の前でしおれたことはなかった。
ネヘ2:5 王に答えた。「王さま。もしもよろしくて、このしもべをいれてくださいますなら、私をユダの地、私の先祖の墓のある町へ送って、それを再建させてください。」
ネヘ2:6 王は私に言った。―王妃もそばにすわっていた。―「旅はどのくらいかかるのか。いつ戻って來るのか。」私が王にその期間を申し出ると、王は快く私を送り出してくれた。
ネヘ2:7 それで、私は王に言った。「もしも、王さまがよろしければ、川向こうの総督たちへの手紙を私に賜わり、私がユダに着くまで、彼らが私を通らせるようにしてください。
ネヘ2:8 また、王に属する御園の番人アサフへの手紙も賜わり、宮の城門の梁を置くため、また、あの町の城壁と、私がはいる家のために、彼が材木を私に与えるようにしてください。」私の神の恵みの御手が私の上にあったので、王はそれをかなえてくれた。
ネヘ6:15 こうして、城壁は五十二日かかって、エルルの月の二十五日に完成した。