3 存在のお召し

12 70週の構成

aparke 2025. 5. 26. 00:42
70週の構成
ダニ9:24 あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。
ダニ9:25 それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の來るまでが七週。また六十二週の間、その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される。
ダニ9:26 その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ、彼には何も残らない。やがて來たるべき君主の民が町と聖所を破壊する。その終わりには洪水が起こり、その終わりまで戦いが続いて、荒廃が定められている。
ダニ9:27 彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現われる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」
†   70週は3つの部分に分けられます。
 
70=7+62+1
 
†   最初の7週と次の62週はつながっています。69週と最後1週の間には空白期間があります。
区分 始まり 終わり
7週 エルサレム再建の命令[1] エルサレム再建の完了[2]
62週 エルサレム再建の完了 見方①：バプテスマ[3]、見方②：十字架[4]
空白期間
1週 1週の契約の結び[5] 再臨[6]
 もし最初の7週の終わりにエルサレムの再建が完了するという見方が間違っているかもしれません。最初の7週が別の事件で終わった可能性があります。とにかく、70週はエルサレム再建の命令で始まります。70週が終わると、そむきが止まり、罪が終わり、咎が贖われ、永遠の義がもたらされ、幻と預言が確証され、至聖所に油が注がれます[7]。
 クロス第1年をBC537年と見て、ダリヨス6年をBC516年とします。クロス2年であるBC536年から[8]神殿を建設し始めます[9]。ゼルバベルの神殿、すなわち第2神殿はBC536～BC516年まで20年間建てられました。途中で建築が中断された期間まで含めたものであります。
 クロスによって神殿建築が始まります。クロスの後に続いてアルタシャスタが王になります。アルタシャスタによって神殿建築が中断されます[10]。（このアルタシャスタはエズラとネヘミヤを助けた王ではありません。それより60年ほど前の王です。）ダリヨスによって神殿建築が再開されます。BC516年に神殿が完工します。
 BC530年までクロスが支配したと言われています。クロス以降、すぐに神殿の建築が中断されたと仮定します。BC536～BC530年まで神殿が建てられます。BC530～BC520年まで神殿の建築が中断されます。BC520～BC516年まで神殿が建てられます。BC516年に神殿が完工します。神殿の建築が中断された期間は最大10年程度であります。したがって、神殿の建築が実際に行われた期間は、約10年が少し超えると見ることができます。
 主イエス様がこの地にお見えになったとき、ユダヤ人は46年間神殿が建てられたと言いました[11]。彼らはヘロデによる神殿の増築を意味したようです。しかし、すでに550年以上前に、ゼルバベルの指導に従って[12]神殿が建てられました。ヘロデは建てられた神殿を美しく飾ったものに過ぎません[13]。
 70週の最初の7週はエルサレム再建の命令で始まり、エルサレム再建で終わります。次の62週はエルサレム再建で始まり、バプテスマ（または十字架）で終わります。69週が終わると空白期間があります。空白期間が終わると最後の1週が始まります。敵が1週の契約を結ぶと、最後の1週が始まります。最後の1週は7年です。7年が過ぎると主イエス様がまたお見えになります。主イエス様がまたお見えになると、70週がすべて終わります。70週が終わると、人類の歴史が終わります。さて、1000年王国が始まります。（1000年王国、すなわち第７日、つまり7番目の1000年も人類の歴史に含まれるという見方があり得ます。）
 1週の契約を結ぶという意味が何なのかはよく分かりません。だが最後の1週を始めるある起点があるようです。神様は神様が定められた時に神様の働きを成されます[14]。サタンは神様が[15]許される[16]範囲内でのみ[17]暴れることができるだけです[18]。

[1] ダニ9:25 それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の來るまでが七週。また六十二週の間、

[2] ダニ9:25 ~その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される。

[3] ダニ9:25 ~引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の來るまでが七週。また六十二週の間、

  マタイ3:16 こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に來られるのをご覧になった。

  使徒4:27 事実、ヘロデとポンテオ__ピラトは、異邦人やイスラエルの民といっしょに、あなたが油を注がれた、あなたの聖なるしもべイエスに逆らってこの都に集まり、

[4] ダニ9:26 その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ、彼には何も残らない。

  ヨハネ19:30 イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。

[5] ダニ9:27 彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、

[6] ダニ9:24 あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。

  黙20:6 この第一の复活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。

  黙21:4 彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」

　黙21:5 すると、御座に着いておられる方が言われた。「見よ。わたしは、すべてを新しくする。」また言われた。「書きしるせ。これらのことばは、信ずべきものであり、真実である。」

[7] ダニ9:24 あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。

[8] エズ1:1 ペルシヤの王クロスの第一年に、エレミヤにより告げられた主のことばを実現するために、主はペルシヤの王クロスの霊を奮い立たせたので、王は王国中におふれを出し、文書にして言った。

　エズ1:2 「ペルシヤの王クロスは言う。『天の神、主は、地のすべての王国を私に賜わった。この方はユダにあるエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを私にゆだねられた。

[9] エズ3:8 彼らがエルサレムにある神の宮のところに着いた翌年の第二の月に、シェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子ヨシュアと、その他の兄弟たちの祭司とレビ人たち、および捕囚からエルサレムに帰って來たすべての人人は、主の宮の工事を指揮するために二十歳以上のレビ人を立てて工事を始めた。

[10] エズ4:23 アルタシャスタ王の書状の写しがレフムと、書記官シムシャイと、その同僚の前で読まれると、彼らは急いでエルサレムのユダヤ人のところに行って、武力をもって彼らの働きをやめさせた。

　エズ4:24 こうして、エルサレムにある神の宮の工事は中止され、ペルシヤの王ダリヨスの治世の第二年まで中止された。

[11] ヨハネ2:20 そこで、ユダヤ人たちは言った。「この神殿は建てるのに四十六年かかりました。あなたはそれを、三日で建てるのですか。」

[12] エズ3:8 彼らがエルサレムにある神の宮のところに着いた翌年の第二の月に、シェアルティエルの子ゼルバベルと、エホツァダクの子ヨシュアと、その他の兄弟たちの祭司とレビ人たち、および捕囚からエルサレムに帰って來たすべての人人は、主の宮の工事を指揮するために二十歳以上のレビ人を立てて工事を始めた。

[13] ルカ21:5 宮がすばらしい石や奉納物で飾ってあると話していた人人があった。するとイエスはこう言われた。

　ルカ21:6 「あなたがたの見ているこれらの物について言えば、石がくずされずに積まれたまま残ることのない日がやって來ます。」

[14] ダニ4:34 その期間が終わったとき、私、ネブカデネザルは目を上げて天を見た。すると私に理性が戻って來た。それで、私はいと高き方をほめたたえ、永遠に生きる方を賛美し、ほめたたえた。その主権は永遠の主権。その国は代代限りなく続く。

　ダニ4:35 地に住むものはみな、無きものとみなされる。彼は、天の軍勢も、地に住むものも、みこころのままにあしらう。御手を差し押えて、「あなたは何をされるのか。」と言う者もいない。

[15] ヨブ1:13 ある日、彼の息子、娘たちが、一番上の兄の家で食事をしたり、ぶどう酒を飲んだりしていたとき、

　ヨブ1:14 使いがヨブのところに來て言った。「牛が耕し、そのそばで、ろばが草を食べていましたが、

　ヨブ1:15 シェバ人が襲いかかり、これを奪い、若い者たちを剣の刃で打ち殺しました。私ひとりだけがのがれて、お知らせするのです。」

　ヨブ1:16 この者がまだ話している間に、他のひとりが來て言った。「神の火が天から下り、羊と若い者たちを焼き尽くしました。私ひとりだけがのがれて、お知らせするのです。」

　ヨブ1:17 この者がまだ話している間に、また他のひとりが來て言った。「カルデヤ人が三組になって、らくだを襲い、これを奪い、若い者たちを剣の刃で打ち殺しました。私ひとりだけがのがれて、お知らせするのです。」

　ヨブ1:18 この者がまだ話している間に、また他のひとりが來て言った。「あなたのご子息や娘さんたちは一番上のお兄さんの家で、食事をしたりぶどう酒を飲んだりしておられました。

　ヨブ1:19 そこへ荒野のほうから大風が吹いて來て、家の四隅を打ち、それがお若い方方の上に倒れたので、みなさまは死なれました。私ひとりだけがのがれて、あなたにお知らせするのです。」

[16] マタイ10:29 二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。

[17] 2テサ2:9 不法の人の到來は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、

　2テサ2:10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。

　2テサ2:11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。

　2テサ2:12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。

[18] 黙17:16 あなたが見た十本の角と、あの獣とは、その淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、彼女を火で焼き尽くすようになります。

　黙17:17 それは、神が、みことばの成就するときまで、神のみこころを行なう思いを彼らの心に起こさせ、彼らが心を一つにして、その支配権を獣に与えるようにされたからです。